豊かな自然に恵まれ、適度な利便性もあることで別荘地として有名な那須。

那須の夏は涼しくて良いのですが、その分冬はすごく寒くなってしまいます。新築であればもちろんしっかりとした断熱性が備わっているので冬でも問題なく過ごせるのですが、築30年以上の中古別荘などにそのまま住もうとすると、暖房をつけても効きが悪く、住人は我慢を強いられることになります。

「それでも気に入って買った家だから」、
「長いリフォーム期間に仮住まいをするのは嫌だから」、
「築年数が経っていることで別荘の購入金額を抑えたのに、家全体をリフォームしたらまた数百万単位のお金がかかるから」

と、断熱リフォームを躊躇う方も多いと思います。そこで今回は、皆さんが思っているよりも簡単に、住みながらにして行える断熱リフォームについてご紹介したいと思います。

断熱リフォームは大掛かりなものだけじゃない!

一度壁や床をはがして断熱材を施工する従来の断熱リフォームは、費用も期間もそれなりにかかりますし、仮住まいや引っ越しが必要となる場合もあります。そう考えるとリフォームに踏み切るのを躊躇い、我慢すればいいかと考えてしまいますよね。

しかし、皆さんが思うよりも簡単に、短期間で断熱リフォームをすることができる方法が2つあります。

1つ目は「はがさない」断熱リフォームと呼ばれるものです。

家の状態が良好であれば、従来の断熱リフォームよりも手軽な「はがさない」リフォームを行うことができます。壁や床の板はそのままにして、断熱材を貼り合わせる方法でリフォームを行います。壁には断熱ボードを施工してクロスを貼り直し、床には断熱パネルを床下から貼ることで気密性のある部屋にしていくのです。

解体に伴う廃材もなく、工事も簡単なものですむので、リフォームは2~3日で終わり、費用も抑えられます。

もう1つは「居ながらゾーン」断熱と呼ばれるものです。

これはいわゆる局所断熱に近いものです。局所断熱の場合、断熱工事をした一室からでれば一気にその熱を失ってしまいますが、必要な箇所だけを断熱するゾーン断熱ならば、日常の生活で使用する居間や台所、寝室、水回りとそれらを結ぶ廊下など、日々の生活動線に沿って断熱するので、家全体を断熱するよりも費用や工事期間がかからず、それでいて快適で健康的に暮らせるようになります。断熱リフォームを施す範囲を最小限にすることで、費用も手の届く範囲内に収めることができておすすめです。

この2種類の方法であれば、リフォーム工事に対してマイナスな印象を与える要因である費用や工事期間を抑えることができ、仮住まいの必要もなくてすみます。

まとめ

寒い家に我慢して住み続けると、健康リスクを高めてしまいます。適切に断熱をすることで家の中が暖かく快適になり、同時に健康的な生活を送ることができるのです。

また、築年数の経った家では暖房を利用していても壁や床の表面温度がなかなか上がらず、実は光熱費も無駄にかかってしまっているので、断熱リフォームをすることで今後の光熱費を抑えることに繋がります。

家のリフォームというと思い切りが必要な大作業を想像しがちですが、今回ご紹介した「はがさない」断熱リフォーム「居ながらゾーン」断熱リフォームであれば、既存の壁や床はそのままで、部屋の内側や床下から断熱材を施工するだけなので、工事も2~3日で終わり、住みながらリフォームすることが可能です。

お気に入りの家と家族の健康を守るためにも、那須に中古別荘購入を検討している方や、既に購入された方でお困りの際は、断熱リフォームを是非ご検討下さい。